自分が結婚したいのか分からない…。結婚のメリットや自分の本音を見つめ直そう
公開日:2023/05/15 最終更新日:2023/04/20
「友達が結婚して自分も結婚を意識するようになった」など、婚活を始めた方の中には周りに影響を受けてなんとなく始めたという方も多いのではないでしょうか。長引く婚活の中、ふと立ち止まったとき「自分は本当に結婚したいの?」と疑問に思うこともあるでしょう。そんなときはじっくり自分の本音と向き合ってみることが大切です。
婚活中に自分の本音が分からなくなる人は多い
婚活に時間がかかってしまうのは普通のことです。しかし、婚活が長引くと「自分は本当に結婚したいのかな?」と疑問がわいてくるかもしれません。
また、婚活が楽しくない、前向きになれないなど、いわゆる婚活疲れに陥ってしまう人も少なくありません。そんな人は、将来の自分について理想や夢がはっきりしていない人が多いのではないでしょうか。
10年後の自分はどんな暮らしをしていますか?老後はどこで何をしているのが理想でしょうか。夢も理想も人それぞれです。「キャリアを積みたいから家族がいるイメージを持てない」「一生一人のほうが気楽」と思う人がいてもおかしくはありません。
「今、結婚したいか?」という疑問に対しての答えはすぐに出なくても、将来的には子どもが欲しい、田舎で家族と一緒にのんびり暮らしたい、自分の両親のような夫婦は羨ましく思う、といった結婚そのものや、結婚の先にあるライフプランに結び付くような理想があるかもしれません。
自分には結婚によって叶えられる夢がある、と気づくことができたとき、もっと結婚に前向きになれるでしょう。
論理的に考えるのもアリ!
「それでも結婚に対するモヤモヤが晴れない…」という人もいるかもしれません。自分が結婚をしたいのか分からない理由を考えてみるのもよいでしょう。自分の気持ちを掘り下げてみることで「本当は結婚したい」または「本当は結婚したくない」といった本音が見えてくるかもしれません。
また、結婚のメリット、デメリットを理解することで前向きな気持ちになれたり、デメリットを上回るようなメリットに気づいたりできることもあります。まずは結婚に対する素直なイメージを挙げてみましょう。
結婚のメリットとは?
結婚は何よりも好きな人と夫婦になれること、新たな家族が増えることにあるのではないでしょうか。相手と絶対的な結びつきが生まれ、頼れる家族ができることで安心感も得られるでしょう。また、出産によって家族が増える喜びも感じることができます。
また、生計をともにすることから経済面でも安定します。独身であれば自分がケガや病気で働けなくなったときも自分で工面する必要がありますが、パートナーがいれば収入面で頼ることが可能です。
老後の資金も2人のほうが貯めやすいでしょう。大きな資金が必要な場面でも経済的に安心感が持てることで、マイホーム購入の夢も叶えられるかもしれません。
結婚のデメリットとは?
経済的には楽になるとお話ししましたが、結婚すると自由に使えるお金が少なくなるのも現実です。教育資金、住宅ローン、生活費など家族が生活していくうえで必要なお金はたくさんあります。
趣味や娯楽などに好きなだけ給料を使っていた人は、結婚して自由に使えるお金がなくなることに不満を覚える人も多いでしょう。
また、自由な時間に関しても結婚後少なくなったと感じる人は少なくありません。女性であれば仕事から帰ってから家族の食事の準備、子どもの習い事の送迎、子どもが小さいうちは育児にも多くの時間を費やすことでしょう。
男性もまた家事を手伝ったり、子どもと遊んだり、家族との時間を優先させることが増えるかもしれません。しかし、家族との時間もかけがえのないものです。一人の時間よりも楽しく感じたり、家族が仕事の活力にもなったりするものです。
人によっては「デメリットに感じられない!」というケースもあるのです。
結婚したいのか分からなくなったらどうするべきなのか?
自分の気持ちが分からなくなってしまうと「本当に結婚したいのかモヤモヤしたまま婚活するのは気が進まない」「このまま婚活を進めてもいいの?」と立ち止まってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、どう対処するのがよいのでしょうか。ここではモヤモヤした気持ちから抜け出す方法をご紹介します。
経験者の話を聞いてみる
友人や両親といった身近にいる結婚経験者に「結婚ってどんなもの?」と聞いてみましょう。経験者はよい面も悪い面も知っています。きっとうわべではなく本音を教えてくれるでしょう。また、自分のイメージしている結婚とは違った一面を知ることができるかもしれません。
苦労話を聞いたとしても、そこで「大変そう…自分には向いていないな…」と感じるか「楽しそう!自分は嫌じゃないな…」と感じるかは人それぞれです。リアルな体験談に対する自分の素直な気持ちに耳を傾けてみてください。
婚活や結婚について考えるのをやめてみる
一度、気持ちをリセットしてみましょう。婚活から離れ、趣味やスポーツなど、好きなことを思い切り楽しむ時間を作り、結婚に対する気持ちを0にしてみてください。
そのまま、結婚を意識しない生活の中で「婚活は必要ないな…」と思うかもしれませんし「やっぱり婚活したい!」と思うかもしれません。また婚活から離れることで、結婚に求めるものが変化する人もいるでしょう。
さらに「結婚しなきゃ」と焦っていた方は、冷静になることで本当に結婚したいのか、それとも周りに流されていたのか、はっきりして気持ちがすっきりするかもしれません。
不安な原因を考えてみる
結婚に前向きになれない、婚活に積極的になれないとしたら理由は何でしょうか。漠然と「自分は結婚したくないのかも…」と考えているだけでは解決しません。
たとえば、家族を養っていく自信がないのであれば、共働きを希望する相手を選ぶという方法があります。自分の趣味の時間を失いたくないのであれば、共通の趣味の人と結婚すれば2人で趣味の時間を楽しむことができます。
また仕事が忙しく、家族との時間が取れるか不安という方は、休みを合わせられるような仕事をしている相手や、自分の仕事に理解を示してくれる人を相手に選ぶ、といったように対処法はあります。
具体的に不安を感じているポイントがどこにあるのか、できるだけ詳しく書き出してみましょう。そして不安に対する対処法を考えたり、第三者に相談してみたりするとよいでしょう。
まとめ
結婚の目的が明確でない人ほど、自分が結婚したいのか分からなくなってしまう傾向にあります。もちろん結婚は強制ではありません。必要ないと思えば結婚する必要はありませんが、親や周りの人に急かされて、結婚しなきゃと思い込んでしまっている人もいます。
迷ったり、本音が分からなくなってしまったりする人は、充分に自分の本音と向き合えていないのかもしれません。焦らず、じっくりと結婚について一度考えてみましょう。結婚の目的がはっきりすれば、また結婚に向けて前向きに一歩踏み出せるようになることでしょう。